進化・深化、そして真価を問う
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
当法人は、毎年の事業拡大に伴い一緒に取り組む仲間が増えてきました。
しかし、それはいわゆる支援者と言われる職員で構成され、法人設立当初から活動理念にある「支援する、される構造から脱却し、共に協働しながら活動を展開する」体制には、まだ至っていません。
しかし、昨年志太榛原圏域において「ピアサポーター養成研修」が実施されたことにより、ピアの方々の雇用の可能性が生まれました。
私は、障害のある方々にとって、未だ差別や偏見が強く残っていること、そして、精神科病院で長期入院されている多くの患者さんたちの存在、周囲の不安や福祉関係者等の間違った利潤追求の波に巻き込まれ、一人で生きていくことができる力があるにもかかわらず施設にいる人たち…、そんなたくさんの人たちが、地域であたり前にくらせることを目指します。
そのためには、支援者の力だけでは限界があります。ピアの方々との協働は必須です。
さらに、今年は私たちを取り巻く環境が大きく変わる年度を迎える年でもあります。
また一歩、今までの活動がさらに進化・深化し、自分たちの実践の真価を問いながら、誠実に取り組んでいきたいと思います。
理事長 菅原小夜子