春の訪れを告げるうぐいすが今年も綺麗な声を奏でてくれています。
NPO法人こころは、10周年という節目を迎え、また新たな一歩を踏み出しました。これからも皆と一緒に歴史を重ねていくことになります。
さて、新年度を迎えて、みなさんはどのような思いを抱いているでしょうか。「こんなことに挑戦してみたい」「実はこんな風に考えている」など、改めて考える機会があるでしょうか。そして、その思いをどのような方法で伝えていますか。
“自分の思いを伝える”
思いを伝える手段はいろいろあると思います。言葉で伝える人、絵で伝える人、詩や手紙で伝える人もいるかもしれません。大切な思いは立ち話や電話ではなく、お互いに時間をとって話すことになるでしょう。自分の思いを言葉(文字)にすることは、簡単なことではないかもしれませんが、とても大事なことだと思います。なぜなら、「思い」は人生の指針にもなると思うからです。
また、もしかすると、言えずにいる思いを持っている人もたくさんいるかもしれません。
自分の思いを聴いてくれるひとはいますか?言える相手はいますか?話し合える仲間はいますか?安心して思いを形にしていくには、人との関係をつくることや、環境を整えることも必要になるでしょう。そのことに、時間がかかる場合もあるでしょう。しかし、どんな状況であってもあきらめずに、「思い」を実現するために一歩一歩、ともに進んでいけたらと思います。「思い」を伝えることを意識する一年にしたいですね。
副施設長 渡邊里佳